キャリアなどで購入した端末は必ずSIMカードという小さいカードが入っており、SIMカードには契約情報や電話番号が記録されています。

白ロムとはそのカードが外されており、電話番号や契約情報などが記録されていない端末の事を言います。

白ロムの使い方

端末にあったSIMカードを用意して差し替えるだけで使うことが出来ます。

※一度SIMカードを挿してしまうとそのSIMカードでしか使用できない端末もあるので注意が必要です。

SIMカードの種類

SIMカードには大きく分けて3種類のサイズがあります。

miniSIM

主にガラケーやiPhone 3G / 3GS、初期の3G対応スマートフォンで使用されていました。フルサイズSIMが使われなくなり、マイクロSIMが登場するまで長期に渡って利用されてきたことから「標準SIM」とも呼ばれています。現在では殆ど使用されることはありません。

microSIM

miniSIMよりも一回り小さいサイズのSIMカードになります。
iPhoneでは2010年に発売されたiPhone4、2011年に発売されたiPhone4SでこのmicroSIMが使われています。
ドコモでは2011年に発売されたスマートフォン、SH-13Cで初めてmicroSIMが使われました。

nanoSIM

nanoSIMはmicroSIMよりもさらに一回り小さいSIMカードです。
NTTドコモでは2014~2015冬春モデル以降からナノSIMを採用している機種が出てきています。
最近の機種は殆どがこのSIMカードになります。

白ロムのメリット・デメリット

白ロムのメリット

端末代金分割中に機種変更をしたくなった時

通常、キャリア購入の端末であれば2年の縛りが付いており、2年経つ前に解約などをしたりすると違約金がとられたりします。

白ロムであれば縛りなどが無いので変えたくなった時にいつでも変える事が出来ます。

元々お使いのSIMカードが対応しているのであれば差し替えるだけで通常通りにご使用いただけるので手間なども少なくなります。

SIMカードがなくても使用可能

Wi-Fi利用であればSIMカードを挿す必要がありません。

Wi-Fi環境下だけで使用するのであれば端末代金だけで使うことが出来ます。

端末によっては格安SIMを使うことが出来る

基本的に格安SIMは3大キャリアの回線を借りています。

格安SIMが借りている回線のキャリアの端末であればSIMフリー端末でなくても使用出来ることがあります。

白ロムのデメリット

赤ロム化することがある

端末の前の所有者が分割中の支払いを滞らせてしまった場合などに端末にロックがかかる可能性があり、ロックがかかってしまうとSIMカードを挿しても通信する事が出来なくなります。

現在その端末がどういう状態かどうかはネットワーク利用制限判定で確認が出来ます。

ネットワーク利用制限は各キャリアが判定サイトを公開しているのでそこに製造番号を打ち込む事で誰でも確認が出来ます。

各キャリア判定サイト
docomo 判定サイト

http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php

au 判定サイト

https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc

SoftBank 判定サイト

https://ct11.my.softbank.jp/WBF/icv

mineo 判定サイト

https://my.mineo.jp/info/GNS010101GNS010101_Init.action

判定一覧
判定 現状制限のかかる可能性の無い端末(残債などを支払い済み)の端末。
(極稀に〇判定から×判定に変わる可能性もあります。)
判定 現状分割中等で端末にロックがかかる可能性がある端末。
(docomo端末の場合、一括支払後でも一定期間○判定にならない事があります。)
判定 現状ロックがかかっている端末。Wi-Fiでの通信は可能ですが、SIMカードを挿して通信などが出来ない端末。
判定 端末交換や購入後すぐの端末(特にau)でまだ判定が反映されていない状態。または製造番号を間違えている場合。

△判定は〇判定に比べて安価に手に入れやすいですが、ロックがかかった時の補償などをよく確認してから購入しないとロックがかかってしまった時に使えない端末だけが手元に残ることになってしまいます。

パンダモバイルでは〇判定の商品、△判定の商品がございますが、どちらもネットワーク利用制限永久保証ですので万が一赤ロムになった場合も安心です。

You have successfully subscribed!